日本髪って聞いたことありますか?
よく目にするのは、結婚式で花嫁さんがするスタイルですね。
あれは、「文金高島田」といわれるスタイルです。
この日本髪というのは、日本独自のスタイルで、
男女で300種類以上!あるって言われています。
昔の1万円札でおなじみの聖徳太子のスタイルを思い出すと 遣唐使時代の、
昔の日本は中国の影響を 受けているなあと感じますよね。
894年(受験でおなじみ、ハクシに戻そう遣唐使)に廃止されて、
平安以降になると、ようやく日本独自の文化が芽生えてきます。
ヘアースタイルでも同様。
百人一首でお馴染み、髪の長い女性の絵がありますよね。
「坊主めくり」でひくとラッキーなお姫様ですね!
あの、長い髪を「垂髪(すいはつ)」といいます。
ただ、あれじゃ少し邪魔になることもあるでしょうから、
時代とともに、短くしたり、結んだり(ポニーテールみたいなもんです)
ちなみに、男たちは、実用性重視で、髪を束ねたり、 結ったりしていました。
(合戦の時にかぶる「かぶと」はむれて熱いので、額の髪を抜いたり?!、
そったりして!頭のてっぺんまで半月形にしました。)
時は進んで江戸時代
日本髪は、どんどんバリエーションを増やしていきます。
大きく分類すると、
兵庫まげ(年配の女性)
島田まげ(若い女性に流行)
勝山まげ(若い女性) などなど。
結婚式で目にする「文金高島田」も島田まげの一種。
日本髪は、
?前髪(まえがみ)
?鬢(びん、左右の横の部分)
?たぼ(うしろの部分)
?髷(まげ、上の部分))
で構成されるので、その組み合わせがいっぱい・・・
日本髪の練習って、すごくヒント、参考になるんですよ。
実は、今に生かせる技術やスタイルのアイデアが満載。
昔の日本髪は、鬢付け油(びんつけあぶら)っていうロウみたいな
ベトベトとしたもので固めていきますが、
授業でやっている「新日本髪」では、鬢付け油は使わず、
すき毛(スタイル作り用に毛を丸めたもの)などを使い、
日本髪風に仕上げるスタイルです。
グラムールでは、5つの専科がありますが、
どの科でも全員が新日本髪の授業を受けています。
大阪でのアップスタイルの大会や全国大会にも積極的に出場しています。
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