寮生活 最終回です。
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先日卒業した先輩の学生寮を3月に取材した時の映像です。
彼は、岡山県からグラムールに入学しました。
就職先は大阪吹田のサロン。美容学校在学中からアルバイトしていたお店です。
1年生の頃は、決して派手に目立つ存在ではありませんでした。
コンテストに出ても、予選落ち、全く勝てませんでした。
周りには、もっと上手な作品が沢山ありました。
彼は、手先が器用で無難にこなす、といった人とは対極にいる人でした。
しかし、彼は諦めることなく、何度も何度もチャレンジしました。
いつも先生に、積極的に自分から質問していました。
2年生になると、
外部のコンテストで優勝するまでになりました。
とにかく作品にムラがないのです。
器用といわれる人たちが、感性素晴らしくアイデア作品を仕上げても、
時に不安定になるのと対照的で、いつも安定しているのが彼の作品の特徴です。
スポーツでいえば、下半身がしっかりしているということでしょう。
カットしているときの動作を見れば、まず体勢がよく、動きがぶれずに正確で安定しています。
コンテストや検定の時のゼッケン
「いかなる教育も逆境に及ぶものはない。」
ベンジャミン・ディズレーリ
1年生の皆さん
あなたのまわりには、必ず器用な人がいて、あなたより練習していないのに、
なぜかスイスイとワインディングが出来てしまう人が必ずいます。
その時あなたは、こう思うでしょう。
「ああ、自分は美容師に向いていないのではないか?」
何度も何度も練習したワインディングの再生ペーパー
「人間の最上の財産は、彼の足元にある。」
ホーソン
ちょっと待って下さい、本当にそうなのでしょうか?
山登り、あと1メートル登れば、次の景色が見えたのに・・・ということがあります。
途中で引き返せば、残り1メートルも100メートルも同じことです。
彼のワインディングペーパーを見てください。
器用といわれる人たちは、いわば息をとめて、ダッシュして走っているにすぎません。
基礎体力をつける練習を怠れば、成績が長続きしないのが、スポーツでも同じことです。
これは苦手、あれはムリとか・・・自分で自分の可能性を狭めてしまっていませんか?
彼の2年間をみていると、コツコツと自分を信じて続けることの大切さを、
あらためて教えられたように思います。
卒業前、学校最後の作品
「時間を浪費するな、人生は時間の積み重ねなのだから。」
ベンジャミン・フランクリン
2年生の皆さん、同じことがいえます。
これからの長い美容師人生、まだ始まったばかりです。
本当のスタートはまだ先です。
自分はカットが苦手とか、コンテストに出てもムリとか・・・
何十年の人生の、たった1年過ぎたにすぎません。自分を自分で決めつけていませんか?
結局、人間は、なろうと思った人になります。
自分が諦めれば、物事はそれまで。苦手と思えば苦手。得意と思えば得意。
2年生に進級したこの機会にもういちど、初心に帰ってチャレンジしてみましょう。
「うんと熱中せよ、熱中は熱中を生む。」
ラッセル.H.コンウェル
美容師の仕事は、楽しいこと、幸せなことが沢山あります。
毎週、月曜日になると多くの先輩が学校に戻ってきますから、
皆さんの教室にも、応援に来てくれると思います。
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