グラムールアメリカ研修3(3/27)

2008年03月27日16:54  アメリカ・台湾研修 写真あり

グラムールアメリカ研修

先日はディズニーランドでの様子を紹介しましたが、

今回は、アメリカでの美容の研修を紹介します。(アメリカ研修2はコチラ


様子を動画スライドショーにしました←リンク(PC)



携帯はコチラ(グラムールアメリカで検索)


◆まず特殊メイクのデモ。

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今回は、3~4時間程度で出来る作品ですが、

顔につけるパーツは、あらかじめモデルさんの顔に合わせて、制作しなければなりません。


この顔のまま帰っても、誰も驚かないのがハリウッド流?

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モデルさん、ご苦労さまでした。



◆次に美容室での研修です。

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まず、アメリカの美容事情を少し説明しましょう。

ここのお店の美容師さんは、ベテラン揃いで、それぞれに顧客を持っています。

顧客「こきゃく」とは、いつも自分を指名してくれる、常連さんのこと。)



美容師は、お店のイスを借りて、歩合制で働いています。

これは、アメリカの美容室の典型的な運営パターンの一つです。

もちろん、他にも色々な形態のお店があります。


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それぞれの美容師さんは、自分が借りている、決まった場所を使います。

アシスタント(助手)さんがいる場合、それぞれの美容師さんに、直接雇われているので、

他の美容師さんの仕事を手伝ったりしません。

(ただし、お店に雇われているアシスタントさんがいる時もあり、シャンプーなどしています。)

カラー剤など、使う材料も、それぞれの美容師さん専用です。



さて、ハリウッドの周辺は、放送局や映画産業が多いので、

若いうちは、ヘアメイクをしている人も多いそうですが、

安定的な収入を考えると、顧客をもって、サロンワークをすることになるようです。



彼は、世界的に有名な女優さんや、超一流企業のオーナーを顧客に持つ美容師。

一度スタイルを決めたら、全く無駄がない手際のよさ。

忙しい現場をくぐり抜けてきた経験を感じます。

サクサクとすすんで、見ていても気持ちよいです。

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お客さんの自家用ジェット機に同乗して(自家用ジェット機は面積の広いアメリカでは珍しいことではない)、

世界を飛び回ることもあるそうです。

収入もすごいそうで、まさにアメリカンドリーム。

常に人前に立つ女優さんにとって、美容は自分を表現する最も大切な要素の一つ。

美容師にとって、高い技術力はもちろん、体力や健康管理も要求される、

責任ある仕事ですね。タフでないと出来ません。



こちらも、世界的に有名な女優さんを顧客に持つネイリストさん。

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とにかく、技術が速い速い!しかもキレイこと。

やはり、アメリカはネイルの本場。

「ゆっくりやっていたら、売上げにならないでしょ!」と笑顔で、彼女。


そう、実はお客様にとっても、ネイリストにとっても、時間はすごく大切なもの。

超忙しい女優さんにとって、時間=お金です。


要するに、少しでも短い時間で施術できれば(もちろん結果に満足できて)、

空いた時間に、女優さんは別の仕事(=お金を稼ぐ)ができるわけです。



時間=お金

この考え方、実は、とても大切なことなんです。


学生たちが、コンテストに出たとき、「きれい」にこだわり、未完成で終わってしまうことがあります。

そこまでの技術がどんなに完璧であっても、時間内に収められなかったら失格。

国家試験だって、未完成は失格。

「とにかくタイムに入れろ」先生がいつも言います。


美容の技術は、お客様の「貴重な時間を預かっている」ということを、

常に忘れないでください。

つづく




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